Usual Dad ぷらす

酒、ロックンロール、闘う男 ぷらす

弔辞

 

逝ってしまいましたね。

 

直ぐには書けませんでした。

 

 

 

最期まで闘い続けた貴方。

 

 

 

“最強の敵と闘っています”

“それはオレ自身です”

 

 

どんだけカッコ良いんだよ。

 

もうね。

ようつべ配信始めてからね、

 

寂しいのに嬉しくて、

堪らなかったよ。

 

 

 

あの姿が、

全てのファンに

届いていて欲しい。

 

逆に

ファンじゃなかった奴は見なくていいや。

見て欲しく無い。

 

ファンじゃ無い奴は思うだろう。

何?あのヨボヨボのジジイ。

あの人、何者なの?

 

 

何者?

 

 

本名、猪木寛至

リングネーム、アントニオ猪木

 

少年時代、

ブラジルって土地で、

“負けるかこの野郎”

って思った人。

 

日本に連れ戻されて、

ジャイアント馬場に、

“負けるかこの野郎”

って思った人。

 

あんなの八百長だろ?

って会場で魅た事無い世間の奴らに、

“負けるかこの野郎”

って思った人。

 

“舐めるなこの野郎”

って思ったから、

当時の東南アジアの小国の

国家予算程の借金して、

当時のボクシングヘビー級

現役世界チャンプ、

モハメド・アリと死合いした人。

 

自分の会社を

完全に私物化した人。

 

国会に、卍固め

決めに行った人。

 

日本政府が芋引いた戦争中のイラク

堂々と乗り込んで行って、

日本人の人質を連れ帰った人。

 

後輩や弟子に、

負けることを、

怖れず受け入れた人。

(結構、人選したけどw。)

 

小さい頃からのファンを

裏切らない

生き方、死に方を魅せてくれた人。

(良い意味で裏切られ続けたけどw。)

 

世間に負けるか。

って闘い続けた人。

 

K-1やPRIDEや、

総合格闘技と呼ばれるものの全ての始まりの人。

 

 

 

 

 

 

何に負けちゃいけないのかを

オレに教えてくれた人。

 

 

 

 

 

 

オレは、

 

 

貴方と貴方の弟子達に

人生の殆どを学んで来ました。

弟子達が偉そうにしてるからこそ

悔しいけど嬉しい。

 

あっちに行ったら、

どうか恩讐を越えて、

力道山先生や馬場さんと仲良く。

 

ウチの親父も貴方の大ファンでしたので、

もし出会いましたら宜しくお願い致します。

あ。ウチは浄土真宗だから会えないか(泣)。

 

僕の人生の転機の全てに、

貴方や貴方の弟子達の

姿や言葉が有りました。

 

 

この道を行けば

どうなるものか

危ぶむなかれ

危ぶめば道はなし

踏み出せば

その一足が道となり

その一足が道となる

迷わず行けよ

行けば分かるさ

 

 

 

貴方は、

カール・ゴッチさんと共に、

僕の人生の師匠です。