夢をみたよ。
親父と別れたあの瞬間。
意識が無いのに、
苦しくて、
歯を食い縛り、
その力で、
歯茎から血が溢れ、
“グゥオオオァアアアアア”
って、声が聴こえて、
お医者さんに、
モルヒネ、うって貰った。
みんな泣いてた。
今日、
駅に向かう途中、
心地良い空気に包まれた。
良い香りだ。
オジサン達が、
草刈り機で、
バリバリ、草刈ってた。
“ああ。これが、草花の命の匂いなのか”
と、思った。
何かに、
包まれた気がした。